◆2014年11月 定例研究会
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場所: | 青山学院大学 総研ビル11階19号会議室 |
テーマ: | 「 コミケと著作権」 |
講師: | 日本弁理士会著作権委員会 平成26年度副委員長 弁理士 平木康男先生 |
ELN担当理事: | 牧山 嘉道 弁護士 |
概要: | 日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(通称:コミケ)」では、漫画やアニメなどを題材にした二次著作物である同人誌が数多く販売されています。 それら同人誌はその性質上、著作権法をはじめとする法的問題を抱えており、実際に著作権法上のトラブルが生じたケースもあります。 にもかかわらず、コミケが継続して開催され隆盛を極めているのは、コンテンツホルダー側が著作権問題を多くの場合棚上げし、同人誌の存在を事実上黙認していることが理由として挙げられます。 今回は、同人誌が抱える法的問題及び、そのような問題をコンテンツホルダー側が棚上げしている理由などを考察し、併せて今後の予想される展開についてご説明したいと思います。 |
場所: | 青山学院大学 総研ビル11階19号会議室 |
テーマ: | 「実演家の権利」について〜国際条約、欧州との比較も踏まえて〜 |
講師: | 公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会 実演家著作隣接権センター(CPRA) 徴収業務部契約課 君塚 陽介先生 |
ELN担当理事: | 龍村 全 弁護士 |
概要: | エンターテインメント業界において重要な役割を担う歌手や演奏家、俳優など実演家の権利について考えたいと思います。 まず、わが国著作権法における、実演、実演家に関するいくつかの論点をみた上で、実演家の権利についてシチュエーションに分けて整理し、 集中管理の側面からも整理したいと思います。 その上で、ウェブキャスティング(インターネット・ラジオ)を例にして、国際条約や欧州の法制度や実務を取り上げ、わが国著作権法との比較、検討を行いたいと思います。 |
場所: | 青山学院大学 総研ビル11階19号会議室 |
テーマ: | 商標とエンターテインメント業界 |
講師: | 山田朋彦 弁理士(西浦特許事務所) 伊藤真 弁護士(ELN理事) |
ELN担当理事: | 前田哲男 弁護士 |
概要: | エンターテインメント業界では、商標をめぐってさまざまな問題が生じます。 書籍や定期刊行物、ゲームソフト、映画、番組などの題名やコーナー名などが商標なのか、それらとして使用することが商標としての使用に当たるのか、 芸名をCDやグッズに付する場合の商標上の問題、作品中での登録商標の使用といわゆる希釈化の問題、副次的であれ広告収入を得るビジネスモデルにおける商標の使用は すべからく広告(35類)における使用になるのかなど・・・ さらには、来年から「音」や「動き」などの商標登録が可能となりますが、エンターテインメント業界としてはどのような点に注意する必要があるか、 これらの新しい商標をどのように出願していくべきかという商標戦略の問題、音の商標と著作権の関係なども問題となり得ます。 エンターテインメント関係の商標出願や相談を多数手がけておられる弁理士の山田朋彦先生と、ELN理事の伊藤真先生をお招きし、 これらエンターテインメント業界で生じるさまざまな商標に関する問題を気軽な雑談形式で取り上げていきたいと思います。 |
場所: | 大手町サンスカイルーム24階会議室 (千代田区大手町2-6-1朝日生命大手町ビル) |
テーマ: | スポーツビジネスと弁護士 〜2020年オリンピックで花開くビジネス・エンタメロイヤーになるためには〜 |
後援: | 総務省・経済産業省・文部科学省・知的財産戦略本部(予定) |
会費: | 無料(会員以外も参加可能) |
概要: | 〈基調講演〉 「現在のスポーツビジネスと法に関連した問題点の提起」 伊東 卓 弁護士 (日本スポーツ法学会理事 元日本弁護士連合会事務次長) 〈パネルディスカッション〉 パネリスト: 為末 大 氏 ( 元プロ陸上選手・一般社団法人アスリートソサエティ代表理事) 中森 康弘 氏 (公益財団法人日本オリンピック委員会〈JOC〉広報・企画部長,2020東京開催準備室長) 高木ゆかり 氏( Senior Vice President, IMG Media) 東條 弘 氏 ( NTT未来ねっと研究所 第一推進プロジェクト プロジェクトマネージャー) 元橋 圭哉 氏 ( 一般社団法人 次世代放送推進フォーラム 事務局長(NHKメディア企画室付)) 伊東 卓 氏 ( 日本スポーツ法学会理事 元日本弁護士連合会事務次長) モデレーター:大橋 卓生 氏(弁護士・当会会員) @スポーツ選手の契約と紛争 Aスポーツ興行とコンテンツコントロール B放送、通信による国内外への発信について 各登壇者に現況等について簡単なプレゼンをお願いした後、各テーマについて議論し、 2020年オリンピック/パラリンピックで花開くために、ビジネス・エンタメロイヤーとして、スポーツ選手として、スポーツビジネス業界として、 今やるべきこと、将来の課題と、その解決策、さらには、今後の展望、夢を語り合います。 ※無料、事前登録不要(会員以外の方も無料) ※シンポジウム終了後、同ビルの27階にて懇親会を予定(こちらも無料) お誘い合わせの上、ぜひご来場ください。 たくさんの皆様のご参加お待ちしております。 |
場所: | 青山学院大学 総研ビル11階19号会議室 |
テーマ: | JASRAC公取審決取消判決について JASRAC公取審決取消判決(東京高裁平成25年11月1日判決)について |
講師: | 高橋善樹氏(太樹法律事務所 弁護士) |
ELN担当理事: | 伊藤 真 弁護士(ライツ法律特許事務所) |
概要: | JASRACが放送事業者との間で締結している包括許諾契約について、東京高裁は、公取委の審決を取消す旨の判決を出し、マスコミでも大きく報じられた。 今回は、その判決の内容を解説していただくとともに、著作権管理事業者が行う包括許諾契約における排除型私的独占の問題についても解説をしていただく。 |
場所: | 青山学院大学 総研ビル11階19号会議室 |
テーマ: | 「著作権審議会の審議に関する異論・反論・・・ なぜフェアユースは立法されなかったのか? なぜ違法ダウンロードの刑事罰化が立法されたのか? クラウド上の著作物の利用はどうなるのか? 等々、外から見ていると分からない日本の著作権法の立法審議。創作者の思い、利用者の声が届かない審議会はいったい何をやっているの だ!・・・ 審議会委員松田理事の司会による外部・内部の異論、反論に応えます。」 |
講師: | 榊原 美紀氏(弁護士・JEITA著作権専門委員会委員長) 城所 岩生氏(国際大学GLOCOM客員教授) |
ELN担当理事: | 松田 政行 弁護士(司会) |