◆2017年11月 定例研究会 |
場 所: | 青山学院大学 総研ビル11階19号会議室 |
テーマ: | eSportsはどこへ向かうか |
講 師: | 梅崎伸幸氏(一般社団法人日本eスポーツ連盟共同代表、DetonationN Gaming CEO) |
概 要: | 近年、世界的に注目を集めているeSportsは、2022年のアジア競技大会の正式競技として採用が決定し、また、オリンピックの正式競技化も視野に入れています。 日本国内でも、先般、国内のeSports関連が統一団体を設立し、JOC加盟、プロライセンスの発行などをeSportsとその産業の振興を目指すことが発表されました。 日本国内でeSportsを振興するためには様々な法的問題をクリアする必要性が指摘されています。 eSportsの先駆者である梅崎伸幸氏を講師に迎えて、eSportsの現状と今後の展望をお話しいただきます。 |
場所: | 青山学院大学 総研ビル11階19号会議室 |
テーマ: | 公開トーク『新世代 アートロイヤーの流儀』 |
講師: | 齋藤貴弘(ニューポート法律事務所、NexTokyoメンバー) 野口祐子(Google Japan法務部長、Creative Commons Japan理事) 水野祐(シティライツ法律事務所、Arts & Law代表理事) (敬称略50音順) |
司会: | 福井健策(骨董通り法律事務所 for the Arts、ELN担当理事) |
概要: | アート・メディア・エンタテインメント・ファッションなど、従来の知財弁護士の概念を軽々と越境して最前線のクライアント達と活動する新しい法専門家達が出
現している。第一線で活躍する30〜40代前半の「新世代アートロイヤー」達と、彼らの日々の活動、理想と悩み、懐具合など縦横に語ることで、これからのリーガル・プロフェッションの無限の可能性を探る120分間。 一般参加可能(聴講料:2000円)※参加予約不要 講師紹介: 齋藤貴弘:2006年に弁護士登録の後、勤務弁護士を経て、2013年に独立し、2016年にニューポート法律事務所を開設。臨床法務、予防法務に加え、 ロビイングを含む戦略法務にも力を入れており、ダンスやナイトエンターテインメントを規制する風営法改正をリードするほか、 クリエイティブ人材を中心とした就労ビザ規制緩和などにもかかわり、規制緩和を含む各種ルールメイキング、さらには規制緩和に伴う業界構築、事業支援も行っている。 野口祐子:Google Japan 法務部長、Creative Commons Japan理事、Stanford LawSchool JSD. 森・濱田松本法律事務所の知的財産グループパートナーを経て、 現在はGoogle Japan のジェネラルカウンセルとして、検索、広告、YouTube、Google Play store、Cultural Institute などのコンテンツ関連サービスの法的問題や政策 問題に関与。経産省産業構造審議会不正競争委員会委員会、文化審議会著作権分科会国際小委員会委員など。 水野祐:シティライツ法律事務所。Arts and Law代表理事。Creative Commons Japan理事。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(リーガルデザイン・ラボ)。 IT・クリエイティブ・まちづくり分野の先端法務に従事しつつ、官公庁で委員会の委員やアドバイザーなども務める。 著作に『法のデザイン −創造性とイノベーションは法によって加速する』(フィルムアート社)など。Twitter : @TasukuMizuno 福井健策(司会):骨董通り法律事務所for the Arts代表パートナー。日本大学芸術学部・神戸大学大学院 客員教授。米国コロンビア大学法学修士。 著書に「著作権の世紀」(集英社新書)「18歳の著作権入門」(ちくま新書)「エンタテインメントと著作権」全5巻(シリーズ編者、CRIC)ほか。国会図書館審議会会長代理、内閣知財本部など委員。 thinkC世話人。Twitter: @fukuikensaku |
場所: | 青山学院大学 総研ビル11階19号会議室 |
テーマ: | 「柔軟性のある権利制限規定とフェアユース」 |
講師: | 基調講演 :小泉直樹氏(慶應義塾大学大学院法務研究科(法科大学院)教授/TMI総合法律事務所客員弁護士) パネリスト:榊原美紀氏(パナソニック株式会社 知的財産センター 知的財産戦略部 渉外課 弁護士(日本・カルフォルニア洲)) 八木達雄氏(KKBOX JAPAN 代表取締役) TAKUYA氏(元ジュディ・アンド・マリー ギタリスト) |
担当: | ELN理事 岩倉正和 |
概要: | デジタル化時代における著作権法の改正の文脈で、議論されて久しい、柔軟性のある権利制度規定ないしフェアユース規定に関連して、本年4月、文化審議会著作権分科会は
「文化審議会著作権分科会報告書」を発表し、「異なる明確性と柔軟性を備えた複数の権利制限規定による『多層的』な体系を構築することをもって、
第4次産業革命の推進に資する日本型の『柔軟性のある権利制限規定』とすること」を提言し、「現在の日本をとりまく諸状況をを前提とすれば、
差し当たり、本問題に対処する上での最適解と言える方策を提言することができた」と自画自賛し、「文化庁においては、提言の趣旨及び内容を十分に
汲み取った上で法制化がなされるよう」にと、注文をつけた。この「提言」に対しては、賛同の意見がある反面で、未だにかかる規定への反発もあるほか、
Google、YouTube、Facebook等のアメリカの巨大企業が(中国市場以外は)世界のデジタル社会を席捲してしまった時代において(2周も3周も)周回遅れであり、
アメリカ型のフェアユース規定を直ちに導入すべしとの意見も根強いところである。 本月例会では、かかる現状について、著作権のみならず知的財産権法の権威である小泉直樹教授の基調講演を前半に、 その後、パナソニック株式会社・知的財産センター・知的財産戦略部・渉外課・弁護士・榊原美紀氏、 アジア最大の音楽サブクリプションサービス「KKBOX」の日本代表でデジタル・ビジネスに精通されている KKBOX JAPAN代表取締役の八木達雄氏、また、アーティストの側から、デジタル時代におけるミュージック・シーンの 大変革の中で常に最先端で活躍する元ジュディ・アンド・マリーのギタリストTAKUYA氏にパネリストを勤めてもらい、 パネルでのディスカッションを行う。 |
場所: | 大手町サンスカイルーム27階会議室 (千代田区大手町2-6-1朝日生命大手町ビル) |
テーマ: | 「エンタメと人権」 |
後援: | 総務省・経済産業省・文化庁・知的財産戦略本部 |
開催趣旨: | 報道やネットにおいて、タレントのプライバシーについて報じられることが多く、これは、人格権と表現の自由、知る権利との衝突する場面であり、 法的な面から考えようというものです。また、あわせて、グーグルの忘れられる権利最高裁決定についても取り上げ、エンターテインメントと人権の問題について考えます。 |
タイムスケジュール案: | 13:30【主催者挨拶】 13:35〜14:05 【基調講演】(30分) 「プライバシーと表現の自由」 宍戸 常寿 氏(東京大学大学院法学政治学研究科教授) 14:05〜14:25 【報告】(20分) 「グーグル忘れられる権利 最高裁決定の解説」 笠原 智恵(ELN理事・弁護士) 休憩 10分 14:35〜16:35【パネルディスカッション ―エンターテインメントと人権について− 】 パネリスト 宍戸 常寿 氏 (東京大学大学院法学政治学研究科 教授) 中井 秀範 氏 (一般社団法人日本音楽事業者協会 専務理事) 横山 武信 氏 (日本テレビ放送網株式会社 コンプライアンス推進室法務部長) 笠原 智恵 (ELN理事・弁護士) モデレーター 横山 経通 (ELN専務理事・弁護士) 16:35〜16:45 質疑応答・討論(開場からの質問や意見を受けて) シンポジウム終了後同ビル27階にて懇親会を予定しております(無料)。 |
場所: | 青山学院大学 総研ビル11階19号会議室 |
テーマ: | 「Bリーグ開幕」 |
講師: | 葦原一正 氏(公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ事務局長) |
担当: | ELN専務理事 横山経通弁護士 |
概要: | 昨年新たに開幕したBリーグ。 Bリーグ設立の経緯とともに、わが国におけるプロバスケットのスポーツビジネスとしての概要、将来像等についてお話し頂きます。 また、放映権、肖像権等の権利処理のあり方についてもお話し頂きます。 |
場所: | 青山学院大学 総研ビル11階19号会議室 |
テーマ: | 「ロボット/AIとエンターテイメント法」 |
講師: | 工藤郁子氏(中京大学経済学部付属経済研究所研究員、マカイラ株式会社コンサルタント) 専門は情報政策と広報。近年では、ロボット/AIと法に関する研究も行い、ロボット哲学研究専門委員会メンバー、総務省情報通信政策研究所特別フェローなども務める。 共著に『ソーシャルメディア論 つながりを再設計する』(青弓社)など。 |
担当: | ELN専務理事 牧山 嘉道弁護士 |
概要: | ロボットや人工知能(AI)の話題が日々紙面を賑わせ、SFで描かれたような技術が実現化しつつあります。 政府の成長戦略でもロボット/AIが目玉とされ、法政策上の検討も深まっています。 本講演では、エンターテイメント法に焦点を絞り、ロボット/AIとエンターテイメント法について、多角的に検討します。 ロボット/AIの技術について概説しながら、例えば、空撮で利用するドローンに関する法制度、AIの学習対象たるデータベースの保護、AIが「創作」した作品の著作物性や権利帰属 など現在でも生じうる課題について、国内外の近時の政策動向なども紹介しつつ、考察します。 さらには、ロボット開発原則、ロボットへの法人格付与、野良ロボット問題、ロボットによる「革命」、エンターテイメント業界に求められる人材・スキルの変化など、 遠い将来に顕在化するかもしれない問題についても参加者の皆様と議論します。 |