◆2023年11月 定例研究会
2023年11月28日(火)18時00分〜20時00分


新型コロナウィルス感染拡大防止のため、ELN月例会をウェブ開催することになりましたので、お知らせいたします。

テーマ 生成AIに関する著作権法上の諸問題
第1部 講演 三輪幸寛(文化庁著作権課著作権調査官・弁護士) 
第2部 パネルディスカッション
登壇者
塩月秀平(元知財高裁部総括判事・TMI総合法律事務所顧問弁護士)
三輪幸寛(文化庁著作権課著作権調査官・弁護士)
呉竹辰(元文化庁著作権課国際著作権参与・TMI総合法律事務所弁護士)
司会
柴野相雄(TMI総合法律事務所パートナー弁護士)  
概 要 生成AIの登場は、その人類にもたらしうる恩恵から、世界中に衝撃を与えるとともに、様々な弊害やリスクが指摘されており、立法政策を含め、これまでのAIに関する国際的議論を急加速させている。日本政府においては、広島AIプロセスの提言をはじめ、内閣府にAI戦略会議・AI戦略チームが緊急設置され、各省庁を招集し即座に議論を開始したことからも、その関心度の高さは自明である。特に、著作権法の切り口では、文化庁が所管する文化審議会著作権分科会において、本来は司法判断である領域にまで踏み込み、活発な検討が進められている印象である。そのような中、本定例会では、文化庁著作権課著作権調査官の三輪幸寛氏をお招きし、同分科会や文化庁著作権課が現在検討している著作権法上の諸問題についてご紹介いただく。その後、その内容を踏まえ、元知財高裁部総括判事の塩月先生の裁判官経験からみた印象を交えつつ、参加者でディスカッションを行いたい。
講師からの一言 生成AIの急速な進歩と普及は、そのもたらす恩恵と共に、種々の法的・社会的課題をも合わせて生じさせました。生成AIと著作権との関係もこうした課題のひとつです。クリエイターの権利・利益の保護と、機械学習のための著作物の円滑な利用とのバランスを如何に実現するか、これまでの著作権法の原理・原則を踏まえつつ、技術の進歩により新たに具現化した問題にどう対処していくかが問われています。文化審議会著作権分科会では、権利者団体やAI開発・サービス事業者、クリエイターなどの意見も踏まえながら、現在進行形で生成AIと著作権の関係に関する検討が進められています。こうした議論の状況を踏まえつつ、生成AIの発展が著作権法に投げかける課題について、法律実務家の立場からはどのように考えていけばいいのか、ディスカッションを通じて検討を深めていきたいと思います。

【開催・申込方法】
Zoom webinarによる開催(先着500名様まで)

下記リンクにてお申込みいただいた方に対して、当日のURL(ウェビナーID及びPassword)をお知らせいたします。
https://us06web.zoom.us/webinar/register
/WN_SvEqEz6cTg6Wmccfi1XY6Q

※今回の月例会につきましては、後日の配信等は行いません。録音録画等は厳にお控えいただけますよう、お願いいたします。

※当日ご参加いただく際に、携帯電話回線(4G)をお使いになりますと大量にパケットを消費するおそれがあります。wifi環境など、パケット消費による問題のない環境からご参加ください。

◆2023年9月 定例研究会
2023年9月29日(金)18時00分〜20時00分



テーマ 智恵子抄事件、著作権判例百選事件において現れた法理の対峙を検討して、編集著作物の成立(誰が編集著作者になるのか)を考察する。
講師/担当 弁護士 松田政行 
概 要 法理の対峙 智恵子抄事件・著作権判例百選事件原審決定「権限・確定行為説」対 著作権判例百選事件抗告審決定「編集事実行為説」
権限・確定行為説
編集著作物は、一般著作物の創作と異なる創作要素を内在させているものであるから、それに合致した創作性を考察することができる。編集の創作要素は、編集方針と最終確定である。この点から編集方針の立案権限と最終案を確定する権原の行使が編集の要素となる。編集著作物の創作は、物理的な行為ではなく意思によって支配された行為として捉えることができる。最判〔智恵子抄事件〕は、確定をとらえて編集著作を肯定した。
編集事実行為説
著作権法2条1項1号、2号の「思想・感情の創作」を事実行為としての表現の創作に求める。一般的著作物・著作者概念と完全に一致させて考える。この説によるときは、編集に関わる者(企画、原案提供、相談・助言、最終決定、出版決定をする者)の関与・行為と権原を一切無視して、素材の選択・配列をしたものは誰かを考察すれば足りることになる。完全に事実行為として創作をとらえることを特徴とする。

Zoom webinarによる開催(先着500名様まで)

下記リンクにてお申込みいただいた方に対して、当日のURL(ウェビナーID及びPassword)をお知らせいたします。
https://us06web.zoom.us/webinar/register
/WN_yJTQKvxmS8S9ePqRMUsmIw

※今回の月例会につきましては、後日の配信等は行いません。録音録画等は厳にお控えいただけますよう、お願いいたします。

※当日ご参加いただく際に、携帯電話回線(4G)をお使いになりますと大量にパケットを消費するおそれがあります。wifi環境など、パケット消費による問題のない環境からご参加ください。

◆2023年7月 定例研究会
2023年7月26日(水)18時00分〜20時00分


新型コロナウィルス感染拡大防止のため、ELN月例会をウェブ開催することになりましたので、お知らせいたします。

テーマ GameFi(Play to Earn)と法的留意点-ブロックチェーンを活用した新たなゲームと法的課題-
講 師 長P威志(弁護士) 
担 当 中崎尚(弁護士 ELN理事) 
概 要 コロナ禍においてNFTやメタバースへの注目が大きく高まりましたが、近年、ブロックチェーン技術を用いた新しいタイプのゲーム「GameFi」にも大きな注目が集まっています。GameFiは、ゲームプレイを通じて換金可能なブロックチェーン上のトークンを報酬として手に入れることから、ゲーム(Game)と金融(Finance)の要素が組み合わさった新しいタイプのゲームをいい、ゲームを「遊んで稼ぐ」ことも可能とすることから、「Play to Earn」と呼ばれることもあります。GameFiにおいてはゲーム(Game)の要素だけでなく、金融(Finance)の要素を併せ持っていることから、通常のオンラインゲーム以上に多岐にわたる法的論点が存在します。今回は、そのような特徴を有するGameFiに関する実務上の法的留意点の要点をご説明します。

担当からの一言 長P威志先生は、金融庁総務企画局企業開示課に出向した後、国内大手証券会社法務部に出向した経験を踏まえ、規制当局の考え方を踏まえつつ、金融実務に即したアドバイスの提供を得意としております。一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)のNFT部会・ユースケース部会の法律顧問を担当しており、暗号資産交換業・デジタル証券、NFTやメタバース、GameFi等のFintech案件を専門に取り扱っております。

【開催・申込方法】
Zoom webinarによる開催(先着500名様まで)

下記リンクにてお申込みいただいた方に対して、当日のURL(ウェビナーID及びPassword)をお知らせいたします。
https://us06web.zoom.us/webinar/register
/WN_yaPDhdhYRj25L4UuobgtKA

※今回の月例会につきましては、後日の配信等は行いません。録音録画等は厳にお控えいただけますよう、お願いいたします。

※当日ご参加いただく際に、携帯電話回線(4G)をお使いになりますと大量にパケットを消費するおそれがあります。wifi環境など、パケット消費による問題のない環境からご参加ください。

◆第20回シンポジウム
2023年5月20日(土)13:40〜16:30


  パンフレットはこちらからご覧ください。           

テーマ AIによる表現物の生成を巡る諸問題
趣 旨 ChatGPTが話題となり、AIによる生成が大きな注目を集めています。
しかし、以前から音楽や絵画の分野を中心にAIを用いた生成装置は存在し、実演に関してもAI美 空ひばりが公開されたりしています。
他方、AI生成物などを巡る著作権その他の問題は種々議論されてきましたが、日本における裁判例はないようであり、学説も定説 が確立されたとは言えないように思われます。
今回は、例えば、人がどのようにAI生成に関与していたら著作物性が認められるようになるのかなど、出来るだけ具体的 に検討してみたいと考えております。

【開催・申込方法】
今回は、リアルとウェブのハイブリッド開催です。
リアルもウェブも、参加費無料です。会員以外の方もご参加いただけます。
リアルではシンポジウム終了後に懇親会を開催致します。こちらも無料ですので、リアルでご出席が可能な方は、ぜひお越しください。

リアル:場所 赤坂サンスカイルーム
       東京都港区赤坂2-14-32 赤坂2・14プラザビル 3階

ウェブ:Zoomウェビナー

リアル出席の方はこちらのURLから登録してください(会場の広さの関係上、リアル出席はご登録の先着50名様までとさせていただきます)。
https://us02web.zoom.us/webinar/register
/WN_SHAVwy29RrOWTjL8Q0nMHg


ウェブ参加の方はこちらのURLから登録してください。
https://us02web.zoom.us/webinar/register
/WN_zg9cnr6US3O4acyiOLSMV

【登壇者(順不同・敬称略)】
松原 仁 (東京大学教授。人工知能学会・前会長)
奥邨弘司 (慶應義塾大学大学院法務研究科教授)
柿沼太一 (弁護士)
笠原智恵 (弁護士 理事)
伊藤 真 (弁護士・弁理士 理事)

〈Zoomご利用の際のご注意〉
・後日の配信等は行いません。録音録画等は厳にお控えいただけますよう、お願いいたします。
・携帯電話回線をお使いになりますと大量にパケットを消費するおそれがあります。wifi環境など、パケット消費による問題のない環境からご参加ください。

取材をご希望の方は、事前に事務局までお申し込み頂けますよう、お願い申し上げます。

◆2023年4月 定例研究会
2023年4月28日(金)18時00分〜20時00分


新型コロナウィルス感染拡大防止のため、ELN月例会をウェブ開催することになりましたので、お知らせいたします。

テーマ スポーツビジネスロー−スポーツ興行のルールメイクと知的財産権−
講 師 松本泰介先生(弁護士・早稲田大学スポーツ科学学術院教授・博士) 
担 当 大橋卓生(弁護士 ELN理事) 
概 要 コロナ禍で大きな影響を受けたスポーツですが、昨年のワールドカップや先日開催されたWBCでの日本代表の活躍などスポーツが持つ力を実感する日常が戻りつつあります。 コロナ禍で進んだデジタル化の波はスポーツにおいても同様でNFTやメタバースへの取り組みも始まっています。
映画や音楽などの著作物と異なり、スポーツあるいはスポーツ興行それ自体を独占する法的な権利は存在せず、スポーツ団体が設ける規則が中核となります。 スポーツ団体毎に規則が異なるため、一律に扱うことはできません。今回は、スポーツ興行をテーマにして、スポーツ団体(プロリーグ含む)の構造、 興行に関するルールメイク及び知的財産権の扱いというスポーツビジネスローを学びます。

担当からの一言 松本泰介先生は、プロ野球・プロサッカーの選手会の代理人を務められ、近時では日本ハンドボールの創設に尽力するなどスポーツ興行に多大な知見を有しておられます。 また、同時に研究者としてスポーツローに貢献しておられ、先日「スポーツビジネスロー」(大修館書店)を刊行されました。
スポーツビジネスローの最前線でご活躍される講師から直接お話を伺える貴重な機会です。

【開催・申込方法】
Zoom webinarによる開催(先着500名様まで)

下記リンクにてお申込みいただいた方に対して、当日のURL(ウェビナーID及びPassword)をお知らせいたします。
https://us06web.zoom.us/webinar/register
/WN_n12dvf_WQXygCDJWKIQuVA

※今回の月例会につきましては、後日の配信等は行いません。録音録画等は厳にお控えいただけますよう、お願いいたします。

※当日ご参加いただく際に、携帯電話回線(4G)をお使いになりますと大量にパケットを消費するおそれがあります。wifi環境など、パケット消費による問題のない環境からご参加ください。

◆2023年1月 定例研究会
2023年1月31日(火)18時00分〜20時00分


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テーマ コロナ禍でのオペラ上演―驚きの手法と限界への挑戦
講 師 山島達夫先生(弁護士・オペラ指揮者・アーリドラーテ歌劇団主宰) 
担 当 笠原智恵(弁護士 ELN理事) 
概 要 ビジネス国際法務の最前線に立ちながら、オペラ上演をライフワークとする山島弁護士は、2022年1月、新型コロナ第6波の中、自ら主宰するオペラ団体(アーリドラーテ歌劇団)の公演《オテロ》を新国立劇場にて開催し、成功させました。多くの舞台関係者が公演の開催に試行錯誤を繰り返す中、打ち出した前代未聞の秘策とは?
新型コロナ感染症がいまだ終息を見せない中、今後も舞台活動を継続するために必要とされるものは何か、出演者・スタッフ総勢250名を擁するオペラ上演の成功の舞台裏に迫ります。

講師からの一言  昨年1月、私たちは舞台上演の現場で迫り来るコロナ禍と闘っていました。世間で感染者が続発するなか、必要な稽古や準備を進めつつも、関係者から感染者を出さないよう、徹底した対策を講じるとともに、チケットの販売も行うのは、“ひとり”事務局である私にとって過去最大の試練でした。幸いにも全2回の公演は無事に開催でき、チケット販売率85%、入場者数1150名、『音楽の友』誌にも公演評が掲載されるなど、成功裡に終えることができましたが、まさに奇跡と感じます。そもそもオペラ公演は、満席に出来ても大赤字、コロナ禍で中止になれば夜逃げせざるを得ないという、興行的にはリスクの塊。それにもかかわらず、なぜ私がオペラ上演に人生を捧げるのか?コロナ禍という特殊環境下でオペラ上演を実現するために繰り出した秘策とは?本講演では、公演の映像もご覧いただきながら、コロナ禍でのオペラ上演における創意工夫と挑戦のプロセスをご紹介します。

【開催・申込方法】
Zoom webinarによる開催(先着500名様まで)

下記リンクにてお申込みいただいた方に対して、当日のURL(ウェビナーID及びPassword)をお知らせいたします。
https://us06web.zoom.us/webinar/register
/WN_1pOarHscTDWGiAds_SJkdQ

※今回の月例会につきましては、後日の配信等は行いません。録音録画等は厳にお控えいただけますよう、お願いいたします。

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